【ニホントカゲ】生態と特徴 カナヘビとの見分け方は?

ニホントカゲ
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和名 ニホントカゲ
英名 Japanese skink・Japanese five-lined skink
学名 Plestiodon japonicus
分類 爬虫類
分類詳細 有鱗目トカゲ亜目トカゲ科

 

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ニホントカゲの特徴

生態と習性、特徴は?

ニホントカゲ 幼体

ニホントカゲは体表が金属のような光沢のある鱗で覆われているとてもきれいなトカゲ科の爬虫類です。生きた昆虫やミミズを捕食する肉食性で寿命は5年~10年、成体の大きさは多くが15㎝~20cm位ですが中には25㎝くらいまで成長する個体もいるようです。警戒心がとても強く、人が近づくとすぐに巣穴や土中に隠れてしまいます。
似ている種としてカナヘビ科のニホンカナヘビがいます。ニホンカナヘビには鱗に光沢がないため見分けるのは比較的簡単です。

 

写真奥がニホンカナヘビ
写真手前がニホントカゲ

幼体のうちは頭部から胴体にかけて黒と金の縦縞、尾は鮮やかな青色をしており、身の危険を感じると自ら目立つ尾を切り、尾はしばらく動き続けるためそれを囮にして逃走します。カナヘビに比べ、尾を自切(外敵に襲われた際に尾を囮にして逃げるため、自ら尾を切る行為のこと。切った尾はしばらく激しく動きまわる)しやすいため捕獲の際は注意してください。

成長するにあたり体の縞模様と尾の青い色は薄くなり、茶褐色に変化していきます。栄養状態が良いと幼体のうちは日に日に目に見えて大きくなります。性格は個体差がかなりあり、攻撃的な個体は捕獲の際に手を咬む事もありますが無毒で痛くもないです。

手前が成体、奥で顔だけ出しているのは幼体です。

昼行性で日当たりの良い石垣や倒木付近を好み、一日の半分以上を土の中で過ごします。晴れた日は良く日光浴をしていますが、一日中土の中から出て来ない事もあります。また、若い個体の方が早い時間から外に出ているのを目にします。

5月~6月にかけて一度に3~6個の卵を産卵し、メスは卵が孵化するまで見守ります。そのためこの時期に見かける成体はオスの割合がかなり高くなります。卵は40日前後で孵化し、幼体は2年程で成熟します。また、野生下では11月から3月まで土中や倒木の中で冬眠します。

切れた尻尾はどれくらいで再生するの?

自切した尾は約2カ月程度でほぼ再生します。再生した尾(再生尾)は元々の尾に比べると色は地味になり、見た目でもこれは再生尾だな、と分かります。
また元々の尾には骨があるのに対し、再生尾は軟骨で再生され、骨がありません。トカゲの尻尾は、栄養を貯めこみ不猟時に備えるという大事な役割を持っています。トカゲを捕獲したり触れたりする時は尻尾を掴まない様に注意しましょう。

自切後 数日

自切後 1カ月

自切後 2カ月

左上は自切していない個体、右下は自切後2カ月の個体

 

餌は何をたべるの?

生きた昆虫やミミズを捕食します。飼育下では慣れれば人口餌を食べるようになりますが、基本は生餌です。

オスとメスの違い

ニホントカゲはオスとメスの識別が非常に難しく、なかなか見分けることができませんがこのような特徴があるので参考までに。

 

ニホントカゲのオス(成体)

ニホントカゲのメス(成体) 幼体の頃の色彩がかなりはっきりと残っている個体。

ニホントカゲのメス(成体)顎~首の下は白い。

ニホントカゲの交尾。オス(左)メス(右)

 

  • オスは繁殖期になると顎から首にかけてオレンジ色になる。
  • オスの成体は顎が大きく茶色地に側面にはこげ茶色の太い縦縞が入る。
  • メスは顎が小さく幼体の色彩を残したまま成熟する事が多い。

生息地は?

ニホントカゲという名の付くトカゲは日本に2種います。ニホントカゲとヒガシニホントカゲです。両種とも姿、生態ともに非常によく似ており同種とされていましたが、2012年に新種として分けられました。どちらの種も平地から山地の森林などでよく見られます。

ニホントカゲの生息地
本州西部・四国・九州に分布しています。

ヒガシニホントカゲの生息地
本州東部・北海道・ロシア東岸に分布しています。

日本にいるトカゲの仲間として他にもオカダトカゲ、オキナワトカゲ、イシガキトカゲ、オオシマトカゲ、クチノシマトカゲ、キシノウエトカゲ、バーバートカゲ、アオスジトカゲ、ツシマスベトカゲ、サキシマスベトカゲ、オガサワラトカゲなどがいます。

 

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