「モルフごとに2つ」を意識すれば必ず解ける
パステル+アルビノのように、
遺伝形式の違うモルフが同時に関係する繁殖は、
「親が遺伝子をたくさん持っているように見えて混乱する」
という声がとても多い部分です。
まず大前提から整理しましょう。
大前提:親が持つ遺伝子の考え方
親が持つ遺伝子はこうなっている
-
1モルフにつき、遺伝子は必ず2つ
-
モルフが2種類あれば
→ 2セットあるだけ
❌ 遺伝子を4つ持っている
⭕ 「2つ×2モルフ」
今回使う例(よくある組み合わせ)
-
パステル(共優性)
-
アルビノ(劣性)
遺伝子の表記は以下で統一します。
-
パステル
-
P:パステル遺伝子
-
p:ノーマル
-
-
アルビノ
-
A:ノーマル
-
a:アルビノ遺伝子
-
ステップ① 親の遺伝子型を決める(誤解しない書き方)
親①の状態
親①は、
パステルとアルビノを「別々に」持っている個体です。
-
パステルについて:
-
P と p → Pp(ヘテロ)
-
-
アルビノについて:
-
A と a → Aa(ヘテロ)
-
👉
これは
「パステル用に2つ」「アルビノ用に2つ」
持っているという意味です。
まとめ表記:Pp/Aa
(便宜上「Pp Aa」と書くことがあります)
親②の状態
親②も同じ考え方です。
-
パステルについて:
-
p と p → pp(ノーマル)
-
-
アルビノについて:
-
A と a → Aa(ヘテロ)
-
👉
こちらも
「2モルフ分のセットがある」だけで、
1モルフにつき2つのルールは変わりません。
まとめ表記:pp/Aa
ステップ② モルフごとに「完全に分けて」考える
ここが最大のコツです。
👉
優性(共優性)と劣性は、同時に考えない
まずはパステルだけ、
次にアルビノだけを見ます。
ステップ③ パステル(共優性)だけを計算
Pp × pp
| p | p | |
|---|---|---|
| P | Pp | Pp |
| p | pp | pp |
結果
-
パステル(Pp):50%
-
ノーマル(pp):50%
ステップ④ アルビノ(劣性)だけを計算
Aa × Aa
| A | a | |
|---|---|---|
| A | AA | Aa |
| a | aA | aa |
結果
-
ノーマル(AA):25%
-
ヘテロ(Aa):50%
-
アルビノ(aa):25%
ステップ⑤ 最後に確率を掛け算する
ここで初めて2つを合体させます。
パステルアルビノが生まれる確率
-
パステルになる確率:50%
-
アルビノになる確率:25%
➡
50% × 25% = 12.5%
生まれてくる子の内訳(整理)
| 見た目 | 確率 |
|---|---|
| パステルアルビノ | 12.5% |
| アルビノ | 12.5% |
| パステル(アルビノヘテロ) | 25% |
| ノーマル(アルビノヘテロ) | 25% |
| パステル | 12.5% |
| ノーマル | 12.5% |
合計100%になります。
よくある勘違い(ここ重要)
「Pp Aa って4つ持ってる?」
→ ❌
2モルフ分の2セット
「一気に表を作らないとダメ?」
→ ❌
むしろ分けた方が安全
「見た目に出ない遺伝子は無視?」
→ ❌
次世代に必ず影響します
まとめ
-
親は「1モルフにつき2遺伝子」しか持たない
-
優性+劣性は必ず分けて考える
-
最後に確率を掛け算する
この考え方が身につけば、
優性+劣性が混ざるモルフ計算はもう怖くありません。




