トラブル・チェックガイド
質問で見抜く「危険個体」と「危険な販売者」
爬虫類を購入するとき、
多くの人がこんな基準で判断しがちです。
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写真が綺麗だから大丈夫
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有名そうな名前だから安心
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値段が高いから良個体
ですが、実際に起きるトラブルの多くは「購入前のやり取り」で防げます。
そして重要なのはこれ。
危険なのは「個体」そのものだけではない
説明できない販売者こそが最大のリスク
この記事では、
購入前の質問を通して見抜ける
危険個体・危険な販売対応のサインを解説します。
大前提 質問は失礼ではない
生体販売において、
❌ 質問しないほうがマナー
⭕ 命を迎えるからこそ質問するのがマナー
誠実なブリーダー・ショップほど
質問を歓迎し、説明を惜しみません。
危険サイン① モルフ説明を曖昧にする
質問例
このモルフは確定ですか?
危険な返答例
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「多分入ってます」
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「血統的には入ってます」
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「見た感じそんな気がします」
なぜ危険?
モルフは
推測や雰囲気で販売してはいけない情報です。
特に注意すべき言葉👇
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血統
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系統
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〇〇っぽい
👉 これらは遺伝の証明にはなりません。
安心できる対応
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親モルフを説明できる
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なぜその表記になるか説明できる
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poss表記を明確に分けている
危険サイン② het・possの根拠を説明できない
質問例
poss hetの根拠は何ですか?
危険な返答例
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「よくある組み合わせです」
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「業界的にそんな感じです」
なぜ危険?
poss表記には
必ず遺伝計算上の根拠があります。
説明できない場合👇
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計算していない
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理解していない
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故意に曖昧にしている
いずれにしてもリスク。
危険サイン③ 親情報を出さない
質問例
親個体のモルフを教えてください
危険な返答例
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「企業秘密です」
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「仕入れなので分かりません」
なぜ危険?
親情報は
モルフの証明書です。
ここが不明だと👇
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het表記の信頼性が消える
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将来のブリード設計が崩れる
※必ずしも即NGではありませんが、
劣性モルフでは特に注意が必要。
危険サイン④ 健康状態を「問題ない」で終わらせる
質問例
神経症状や拒食歴はありますか?
危険な返答例
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「問題ありません」
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「元気です」
なぜ危険?
本当に管理している人ほど
もっと具体的に話せます。
安心できる回答例
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給餌頻度・餌の種類
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成長履歴
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飼育環境
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過去の体調変化
👉 具体性=日常的に観察している証拠
危険サイン⑤ モルフ特有のリスクを否定する
質問例
このモルフに注意点はありますか?
危険な返答例
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「一切ありません」
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「都市伝説です」
なぜ危険?
多くのモルフには
個体差・傾向・注意点があります。
完全否定する人は👇
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知識不足
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販売優先
の可能性あり。
危険サイン⑥ 性別保証が曖昧
質問例
性別は確定ですか?
危険な返答例
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「多分オスです」
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「見た感じそうです」
なぜ危険?
性別確認には
**明確な方法(プロービング等)**があります。
曖昧な返答は👇
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未確認
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技術不足
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保証回避
の可能性。
危険サイン⑦ 給餌状況を説明できない
質問例
現在の給餌状況を教えてください
危険な返答例
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「普通に食べてます」
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「大丈夫です」
安心できる回答
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餌サイズ
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給餌頻度
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最終給餌日
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拒食歴の有無
👉 購入後トラブルに直結する重要ポイント
危険サイン⑧ 質問を嫌がる・圧をかける
典型例
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「細かい人は向いてません」
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「信用してください」
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「他にも希望者います」
👉 これはかなり重要なサイン。
まともなブリーダーは質問を止めません。
質問を遮る=
説明できない何かがある可能性。
危険サイン⑨ 良い話しかしない
生体販売で
メリットしか話さない人は危険です。
安心できる販売者は👇
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デメリット
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飼育難易度
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向き・不向き
を必ず説明します。
危険サイン⑩ 「大丈夫」を多用する
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大丈夫です
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問題ありません
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心配ないです
👉 便利な言葉ほど情報量ゼロ。
逆に安心できる販売者の特徴
✔ 回答が具体的
✔ 数字・根拠を説明できる
✔ マイナス情報も隠さない
✔ 分からないことは「分からない」と言う
✔ 購入を急かさない
まとめ|危険は会話の中にある
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危険個体は見た目では分からない
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会話には必ずヒントがある
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質問は購入者の最大の防御手段
そして覚えておいてください。
本当に良い個体ほど、
時間をかけて説明されます。
焦らず、
納得できる答えをもらってから
お迎えを決めてください




