Impact-Site-Verification: fd0c876d-cb9c-41ea-adf1-e65122990e35 爬虫類全般に使えるモルフ遺伝の基礎知識② 《優性・劣性・共優性・不完全優性について》

爬虫類全般に使えるモルフ遺伝の基礎知識② 《優性・劣性・共優性・不完全優性について》

爬虫類
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遺伝子は何個持っている?両親から受け取る仕組みと遺伝形式

爬虫類のモルフ(体色・模様・目の色など)は、
遺伝子の組み合わせによって決まります。

「AA」「Aa」「aa」などの表記を見て、

  • そもそも遺伝子って何個持っているの?

  • 親は何をどうやって子に渡しているの?

と疑問に思う人も多いはずです。
この記事では、遺伝の超基本構造から丁寧に解説します。

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親はそもそも遺伝子をいくつ持っているの?

1つの形質につき「2つ」持っている

爬虫類は、1つの形質(モルフ)につき必ず2つの遺伝子を持っています。

これは、

  • 父親由来:1つ

  • 母親由来:1つ

という構造になっているためです。

つまり、
今いる親個体自身も、すでに2つの遺伝子を持って生まれている
ということになります。


親個体の遺伝子の持ち方(例)

親のタイプ 遺伝子の状態
ノーマル AA
ヘテロ Aa
モルフ(劣性) aa
モルフ(共優性) Aa または AA

親が「どの遺伝子を2つ持っているか」で、
子に渡せる遺伝子の種類が決まります。


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親はどうやって子に遺伝子を渡すの?

子には「1つだけ」渡す

ここが重要ポイントです。

  • 親は 2つ持っている

  • でも 子に渡せるのは1つだけ

親は自分の持つ2つの遺伝子のうち、
どちらか1つをランダムに子へ渡します。


親がヘテロの場合(Aa)

ヘテロ個体は、

  • A を渡す可能性:50%

  • a を渡す可能性:50%

となります。

親自身が「どちらを渡すか選んでいる」わけではなく、
自然に確率で決まるのがポイントです。


子はこうして2つの遺伝子を持つ

子は、

  • 父親から1つ

  • 母親から1つ

を受け取り、合計2つになります。

子の遺伝子
A A AA
A a Aa
a A aA
a a aa

この組み合わせが、
見た目(表現型)とモルフの出現率を決めています。


ヘテロとホモをここで整理

  • ホモ(ホモ接合)
    → 同じ遺伝子を2つ持つ(AA / aa)

  • ヘテロ(ヘテロ接合)
    → 違う遺伝子を1つずつ持つ(Aa)

親も子も、
必ずどちらかの状態になります。

優性遺伝(顕性遺伝)

特徴

  • 遺伝子を1つ持つだけで発現

  • ヘテロでも見た目に出る

遺伝子型と表現型

遺伝子型 見た目
AA モルフ
Aa モルフ
aa ノーマル

親がヘテロでも、子にモルフが出る可能性があります。

劣性遺伝(潜性遺伝)

特徴

  • ホモ(aa)でのみ発現

  • ヘテロは見た目ノーマル

代表例

  • アルビノ

  • アネリ

  • パターンレス

遺伝子型と表現型

遺伝子型 見た目
AA ノーマル
Aa ノーマル(ヘテロ)
aa モルフ

親がヘテロ同士の場合、
見た目ノーマルの中に遺伝子を持つ個体が生まれます。

共優性(コ・ドミナント)

特徴

  • ヘテロで変化が出る

  • ホモでスーパーフォームになる

遺伝子型と表現型

遺伝子型 見た目
AA スーパーフォーム
Aa モルフ
aa ノーマル

不完全優性

特徴

  • 共優性とほぼ同じ考え方

  • ヘテロとホモで表現が異なる

※ 現在の爬虫類業界では、
共優性と不完全優性はほぼ同義で使われています。

なぜ「25%・50%」という数字が出てくるの?

親①:Aa
親②:Aa

この場合、

  • 親はそれぞれ A / a を50%ずつ渡す

  • 組み合わせは4通り

結果として、

  • AA:25%

  • Aa:50%

  • aa:25%

という確率になります。

4つの遺伝形式まとめ

遺伝形式 ヘテロ発現 ホモ強化 見た目判別
優性 ×
劣性 × ×
共優性
不完全優性

まとめ

  • 親も子も 1つの形質につき遺伝子は2つ

  • 親はそのうち 1つだけを子に渡す

  • 2つの組み合わせでモルフが決まる

この構造が分かれば、
モルフ遺伝は「暗記」ではなく「理解」で考えられるようになります。









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