メダカの卵の孵化方法! 卵を高確率で孵化させるには?

メダカ
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メダカは春から秋にかけて毎日のように産卵をします。しかし、産卵は確認できるものの稚魚がいない、昨日見たのにいなくなっている、という事が良くあります。その原因は親魚に食べられてしまっている事がほとんどです。そのため、何も手を加えずメダカを増やそうと思っていてもなかなか増えません。
また、ヤフオクやフリマサイトでメダカの卵を購入したものの孵化方法が分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、有精卵を1つでも多く無事に孵化させる事を目的とした方法を紹介しています。
そのため、手間は掛かりますが経験上8~9割の有精卵は孵化します。
ですので孵化率は2~3割程度で良いから手間は掛けないで簡単に孵化させたいという方には向いていません。そのくらいの孵化率を目指すのであれば、産卵床を親魚と隔離するか別の容器で管理するだけで十分です。この記事が少しでもメダカの孵化率を上げたい方の参考にして頂ければ幸いです。

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メダカの卵の孵化条件 孵化日数と水温について

メダカの卵の孵化条件には積算温度という目安があり、水温×日数が250℃になると孵化すると言われています。例えば水温が25℃であれば10日、水温18℃であれば14日前後の計算になります。
ただし、水温が高すぎる場合は奇形の発生確率が高くなり、水温が低すぎる場合はある程度まで育ちますが孵化出来ない確率が高くなります。また、どちらも途中で卵が死んでしまう事もあるため18℃~28℃で管理します。ヤフオクなどで気温が低い時期に卵を購入した場合は孵化前後ともにヒーター等を使用し、室内での飼育が必須になります。

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用意するもの

開口部の広い小型容器

卵を入れる容器になります。毎日水を取り替えるので小型で洗浄しやすい開口部が広いものが好ましいです。100均のタッパーや、家にある使わないコップ、ペットボトルの底部を切り取ったものなど水漏れしなければ何でもOKです。

不織布やクッキングペーパー

メダカの卵の掃除に使用します。使用方法の詳細は下記の手順中に記載します。

メチレンブルー液

その名の通り青い薬液で、水カビの防止と有精卵・無精卵の選別に希釈して使用します。
染色性が高く、使用すると無精卵は青く染まるため、無精卵の除去作業が容易になります
しかし、濃度が高すぎると有精卵も染まってしまうため希釈濃度には注意が必要です。
孵化には必ず必要ではありませんが、成魚が病気になった際も使用するため、用意しておく事をおすすめします。

水道水

水道水には消毒・殺菌のためカルキ(次亜塩素酸カルシウム)が含まれており、魚を飼育の際はカルキを抜くのが一般的ですが、卵の孵化に使用する場合は卵の洗浄・殺菌のため水道水を直接使用します。
※井戸水を使用のご家庭の場合は、カルキの効果はありませんが特段問題はありません。水温が低い事が多いため汲み置きして水温を常温に戻してから使用してください。事前に水温計を用意しておくと便利です。

スポイト

無精卵の除去や、孵化した針子の移動、飼育容器のメンテナンスなどで使用します。

孵化後に必要なもの (容器・飼育水(カルキ抜き剤)・餌)

いつ針子が孵化しても良いように容器と飼育水をあらかじめ用意しておきます。
容器の大きさは100均の10ℓバケツ程度で十分です。採卵したタイミングで用意しておくといつ孵化してもスムーズに飼育できます。飼育水はカルキを抜く必要があるため数日汲み置くか、カルキ抜き剤を用意しましょう。

針子の餌にはグリーンウォーター(植物プランクトンが大量発生し緑色化した水)やゾウリムシ等、調べると色々出てきます。それらが用意出来る方はそちらを使用してください。
初めてメダカを飼育する方はまずは市販されている粉末タイプの針子の餌を与えていれば問題ありません。※温かい時期は屋外の日当たりの良い場所で針子を飼育をしていると数日で自然とグリーンウォーターになる事が多いです。

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卵を孵化させる手順

飼育しているメダカから採卵を行う場合は①(採卵)からの作業が必要になります。
ヤフオクや、フリマサイトから購入した場合は出品者が③(有精卵・無精卵)の選別までの作業を行ってから出荷するケースが多いです。ですが、出品者によっては付着糸を取らなかったり、輸送中に卵が死んでしまったりするケースもあるため、卵の状態によっては②(付着糸・汚れの除去)からの作業が必要になります。

①採卵

メダカの卵の採卵を行います。人口産卵床を入れておくと簡単に採卵が行えるのでおすすめです。
100均のセリアさんで良い商品が売られているので探してみてください。

②付着糸・汚れの除去

メダカの孵化率を下げる大きな原因の1つが水カビです。水カビは伝染し、水カビが付いて放置すると卵の周りが白くなり、孵化しないまま死んでしまう可能性が高まります。メダカの卵には卵を水草に絡めるための糸(付着糸)が付いています。この糸が付いているままだと健康な卵が水カビが付きやすい無精卵と絡まってしまったり、健康な卵同士でくっついてもしっかり洗浄できない部分が出来て水カビが発生してしまう事があります。
卵の孵化率を上げるために付着糸や汚れはしっかり除去しましょう。

除去方法は不織布(クッキングペーパー等)の上にメダカの卵を置き、指で転がして掃除を行います。慣れない内は卵を割りそうで怖いと感じると思いますが、健康な卵は割るつもりで潰さなければそう簡単には割れないので安心してください。逆に簡単に割れてしまう卵は、既に死んでしまった卵か無精卵です。

※中に黒い点が見える卵がありますが、これは針子の目です。産卵日が違う為、成長している卵も混ざっています。
付着糸を取り除くと1粒ずつがバラバラになりくっつかなくなります。これで汚れの除去作業は終了です。

 

③有精卵・無精卵の選別

希釈したメチレンブルー溶液に浸けます。数時間~1日経つと着色に違いが見られるようになります。

半透明で卵の中が見えるものが有精卵、青く染まって中が濁っているものが無精卵又は死んでしまった卵になります。

除去した卵

無精卵や死んでしまった卵は簡単に割れます。

除去した卵は少し押すと簡単に割れてしまいます。無精卵や死んでしまった卵は放置すると水質が悪化し健康な卵に影響が出るので早めに除去します。
ヤフオクやフリマサイトで購入した場合、ここまでの作業を終了後に発送しているケースが多いです。

④水替え

孵化直前の卵(上)と産卵直後の卵(下)

水カビ防止のため孵化するまでは水替えを1日1回行います。写真上部の卵のように目がはっきりと確認できるようになるまでは水道水で水替えを行います。
写真上部のように目がはっきり確認できるようになったら孵化が近いです。いつ孵化しても良いようにカルキを抜いた水で水替えを行います。
※冬季の水温が低い時期は、汲み置きして水温を20℃前後まで戻してから水替えを行ってください。

⑤孵化

平均で10日前後で孵化が始まります。産卵日が違ったり、個体差があるため孵化が起きる時間はバラバラです。孵化した針子は用意していた飼育用の別容器にスポイトを使用し移動させます。
その後、孵化していない卵には孵化するまで今まで同様に管理を行います。

温かく明るい場所で管理する

卵の管理は明るく温かい場所で行います。直射日光の当たる高温になる場所は避け、適度に光の当たる温かい場所で管理してください。レースのカーテン越し位の光が好ましいです。容器が小さく温まりやすいので水温が18℃~28℃の間になるように管理を行います。太陽光には殺菌効果があるので水カビの抑制にもなります。太陽光が難しい場合はLEDライト等で代用します。

まとめ

  • 卵をしっかり洗浄し水カビを防ぎ、孵化率を上げる。
  • 日照時間を確保する。
  • 水温が18℃~28℃になるように管理する。
  • 卵の中にメダカの目がはっきりと見えてきたら孵化の前兆。

 

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