「ヘテロ」「ホモ」ってどういう意味?
爬虫類を飼育していると、
「この個体は○○モルフのヘテロです」
「フルホモ個体になります」
といった表現をよく見かけますよね。
なんとなくレア度の話?と思われがちですが、
実はこれは見た目ではなく“遺伝”の話です。
この記事では、
ヘテロとホモの違いを、専門知識なしで理解できるように解説します。
そもそも「モルフ」とは?
モルフとは、
遺伝によって現れる色・模様・体の特徴の違いのこと。
例:
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アルビノ
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アネリ
-
パターンレス
-
ハイポ など
これらはすべて遺伝子の組み合わせで決まっています。
ヘテロ・ホモは「遺伝子の持ち方」
まず大前提として👇
爬虫類(私たち人間も同じ)は
1つの特徴につき、遺伝子を2つ持っています。
この2つの遺伝子が
-
同じか
-
違うか
で、呼び方が変わります。
ホモ(ホモ接合)とは?
ホモ = 同じ遺伝子を2つ持っている状態
例:
アルビノ × アルビノ → アルビノ
この場合
-
アルビノ遺伝子 × アルビノ遺伝子
→ ホモ・アルビノ
特徴
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見た目にモルフが確実に表現される
-
繁殖時、必ずそのモルフ遺伝子を子に渡す
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価格が高くなりやすい
💡 ショップ表記例
「アルビノ(ホモ)」
「フルアルビノ」
ヘテロ(ヘテロ接合)とは?
ヘテロ = 違う遺伝子を1つずつ持っている状態
例:
ノーマル × アルビノ → 見た目ノーマル
この個体は
-
ノーマル遺伝子
-
アルビノ遺伝子
を1つずつ持っています。
👉 見た目は普通でも、アルビノ遺伝子を“隠し持っている”状態
これが
ヘテロ・アルビノです。
特徴
-
見た目ではモルフが分からない
-
繁殖で初めて価値が出る
-
ホモより価格は控えめ
💡 ショップ表記例
「ノーマル het アルビノ」
「アルビノヘテロ」
見た目でわかる?わからない?
| 状態 | 見た目 |
|---|---|
| ホモ | モルフがはっきり出る |
| ヘテロ | ほぼ分からない(ノーマルに見える) |
👉 ヘテロかどうかは血統・繁殖結果でしか証明できません
そのため、
信頼できるブリーダーやショップが重要になります。
繁殖するとどうなる?
ヘテロ × ヘテロ の場合
例:
ノーマル het アルビノ同士の個体を交配させた場合
♂ノーマル het アルビノ×♀ノーマル het アルビノ
ノーマル(Normal)の遺伝子をN、アルビノ(Albino)の遺伝子をAと表記します。
♂(NA)からN又はAの遺伝子を一つ、同様に♀(NA)からN又はAの遺伝子を一つと各親から遺伝子を1つづつ引き継ぎます。
| ♂NA×♀NA | ♀N | ♀A |
| ♂N | NN | NA |
| ♂A | NA | AA |
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25% ホモ (AA)
-
50% ヘテロ (NA)
-
25% ノーマル (AA)
アルビノは2つ揃って発現するので25%の確率でアルビノ、25%でノーマル、50%で両親と同じノーマル het アルビノが生まれます。つまり、75%の確率で見た目はノーマルの個体が生まれる計算になります。
※この確率は卵(又は子)1つに対してのもので、それぞれに1回抽選を行うイメージです。実際は数が少ないと偏ります。
初心者は気にしなくていい?
正直に言うと
ペット目的なら
➡ ほぼ気にしなくてOK
繁殖目的なら
➡ めちゃくちゃ重要
「将来繁殖してみたい」
「モルフを増やしたい」
という人は、ヘテロ・ホモの理解は必須です。
まとめ
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ホモ:同じ遺伝子を2つ → 見た目に出る
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ヘテロ:違う遺伝子を1つずつ → 見た目に出ない
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ペット飼育なら深く考えなくてOK
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繁殖するなら超重要な知識




